【防災グッズ:主婦編】家族や子どもを守るために必要なものは?

 悩む主婦

防災グッズって色々あるのね。
結局私に必要なのはどれなのかしら…?

選択肢が多くて悩むよね。
そういうときは、ポイントを押さえて選ぶといいよ!

防災グッズ・防災セットを調べるとおすすめサイトがたくさんヒットしますが実際どれが一番いいの?と悩んだことはありませんか?

それは、おすすめやまとめサイトでは多くの人に向けて書かれているため、実際に「あなた」におすすめなのは何なのかが具体的に見えてこないからだと思います。

この記事では、実際に震災経験がある主婦の意見をもとに、「ほんとうに役に立ったもの」「あればよかったもの」をお伝えします。
主観も多くありますが、その分リアルな声を以下のような方にお届けすることができると思います。

  • 主婦の方
  • 小さい子どものいる方

では、それぞれ見ていきましょう。

目次

主婦におすすめの防災グッズ8選

健康保険証のコピー

国民健康保険証と運転免許証

防災グッズでまず準備したいのが、家族分の「健康保険証のコピー」です。
健康保険証は身分証明書としても大事な役目を果たします。
いざというときに財布を持ち出せるか分からないため、防災バッグに他の貴重品と一緒にまとめておきましょう。
※災害時はコピーで問題ありません。

身分証明は、もちろん免許証やパスポートのコピーでもよいです。

居住地区指定のごみ袋

災害に備えて、「地区指定のごみ袋(燃えるごみ、不燃ごみ)」を準備しておきましょう。

災害時は、災害による廃棄物や使い捨ての皿やコップ、簡易トイレのゴミなどいつも以上にごみが出ますが、自治体によっては指定の袋でないとゴミが出せない場合もあります。

災害時は特に大勢が買い求めて品切れになる可能性もあるため、普段から少し多めにストックしておくことをおすすめします。
しかしポリ袋は劣化して穴が開きやすくなったり、指定の袋の仕様が変わったりすることもあるため、ストックが多すぎて使い切れない、とならないように気をつけましょう。

ごみ袋は、切って加工すれば防寒にも使えるレインコートとして代用することができます。用途は多彩のため、多くて損することはないでしょう。

小分けできる袋

  • ポリ袋
  • フリーザーバッグ

ポリ袋」には、小分け以外に以下のような活用方法があります。
用途に合わせて使えるように、異なる大きさのポリ袋を準備しておきましょう。
 ・小さいごみをまとめる「ごみ袋」
 ・汚れ防止、感染予防に手にはめる「手袋」
 ・新聞紙を入れて「簡易トイレ」
 ・水などを入れる「コップ」
 ・食べ物を入れる「お皿」

フリーザーバッグ」は細かいものを分けて入れて保存することができ、用途毎にまとめることでバッグの中で混ざるのを防ぐことができます。
透明なので探しやすく、水をはじき水害時でも中身を守ることができるため、ぜひ活用しましょう。

除菌スプレー・除菌シート

災害後の衛生環境の悪化による感染症対策として、衛生管理グッズを用意しましょう。
特に乳幼児や高齢者、疾病者がいる場合には必需品となります。

災害時は生活環境がガラッと変わり、衛生管理が難しくなる可能性があります。
自宅や避難所での感染症や食中毒などを防ぐために、「除菌スプレーや除菌シート」で手や身の回りを清潔にしましょう。

新型コロナウイルスの影響で一時期は手に入りづらかったですが、最近はまた店頭に並ぶようになりましたね。
あのとき買えばよかったとならないように、買えるときに買っておきましょう。

水を貯めておけるもの

生きるうえで絶対的に必要な「」はしっかり確保できるようにしましょう。

災害時は断水になる可能性がとても高いです。
そうなると、自治体の設置する給水所で水をもらうための入れ物が必要になります。

水を入れておく入れ物は、主に以下のものがあります。
 ・ウォータータンク
 ・空のペットボトル
 ・バケツ
 ・タライ

給水所にもらいに行くときは、ウォータータンクがメインになると思いますが、水は重いためあまり容量の大きいものは持ち運ぶのが大変です
災害時は精神的にも疲労がたまりやすくなるため、持ち運ぶことを考慮した大きさのものを準備しましょう。

非常用簡易トイレ

言わずと知れた定番の防災グッズ、「簡易トイレ」ももちろん必需品です。

災害時に特に困るのが「トイレ」の問題です。
断水になれば手動で水を流しますが、排水管の使用が禁止となった場合は水も流せないため簡易トイレが必要になります

もし市販の簡易トイレがない場合には、ポリ袋にくしゃくしゃにした新聞紙を入れることで即席の簡易トイレになります。

ナプキン・おりものシート

生理用ナプキン」も女性の防災グッズには忘れずに入れておきましょう。

あわせて、「おりものシート」があると安心です。
災害時はお風呂に入れないこともあるため、シートの交換だけでもできるとよいですね。

カセットコンロ

一家に一台「カセットコンロ」も定番の防災グッズですね。

災害時はライフラインがストップする可能性がありますが、カセットコンロがあればお湯の確保やお米を炊くこともできます。

ボンベのガスが残っているか、しっかり確認しておきましょう。

小さい子どもがいる方におすすめの防災グッズ6選

母子手帳のコピー

母子手帳とおくすり手帳

健康保険証のコピーと同様、「母子手帳のコピー」も取っておきましょう。

コピー候補は「出産の状態」「予防接種の記録」あたりです。
紙でコピーを取ったり、写真を撮りクラウドに保存したりしておくと安心です。

予防接種を行ったら、コピーを差し替えましょう。

抱っこひも

小さい子どもがいるときに特に便利なのが「抱っこひも」です。
避難の際にしっかり抱っこできてなおかつ両手も自由になるため、ぜひ用意しておきましょう。
災害時はいつもと状況が違うため、親に抱っこされることで子どもの不安を取り除くこともできるでしょう。

しかし、最近の抱っこひもは性能が良い代わりに料金もそれなりにかかってくるため、防災用に準備しておく人は少ないと思います。
「いざという時に必要なもの」と意識しておくだけでも立派な防災対策となります。

非常食にもなるお菓子

非常食はもちろんですが、以下のようなお菓子も防災グッズに加えましょう。

  • ビスコ
  • ベビースターラーメン
  • ガム
  • カロリーメイト

お菓子の主な用途は「子どものご機嫌取り」です。笑
災害時は普段と違う生活に子どもにも大きなストレスがかかるため、その軽減に大いに役立ちます。

選ぶ基準は「保存期間が長め」「ゆっくり食べられる」「子どもの好きな味」「エネルギー源となる」あたりを意識すると良いでしょう。
子どものお気に入りのお菓子は、隠してストックしておきましょう。

子どものお気に入りのおもちゃ

子どもがお気に入りのおもちゃがあると、かなり助かります。
災害時は環境の変化に心が不安定になりやすいため、普段使っているおもちゃが安心材料になります。
小さい子であればおしゃぶりタオルぬいぐるみなど。

避難の際にそんな余裕は持てないかもしれませんが、避難先であるととても助かる防災グッズです。

液体ミルク

完ミの方はもちろん、完母の方もミルクの準備はしておくのが無難です
人によりますが、災害時の環境の変化やストレスで母乳の出が悪くなることがあります。
そういう時のために、ミルクを準備しておきましょう。

ミルクはお湯のいらないそのまま飲める「液体ミルク」が便利です。
常温で約半年~1年間の保存が可能であり衛生面でも優れているため、災害時に適しています。

カセットコンロがあればお湯の確保ができるので粉ミルクでも大丈夫ですが、この場合は個包装のスティックタイプのものかキューブタイプが軽量いらずでおすすめです。

ベビーフード

離乳食期の子どもがいる場合には、非常食として市販のベビーフードを用意しておきましょう。
災害時は特に、ベビー用品が手に入りづらくなります

過去の災害時も支援物資での配給がありましたが、その数は十分ではなかった印象です。
月齢ごとに離乳食の内容は異なりますし、子どもにアレルギーがある場合には配給品は食べられない可能性もあるため、各自の備蓄が大切になります。

非常食用のベビーフードは定期的に見直し、アレルギー予防のために一度は食べたことのあるベビーフードを準備しましょう。

防災グッズ:主婦編のまとめ

今回は、主婦に必要な防災グッズと、小さい子どもがいる方におすすめの防災グッズをまとめました。

家族を守るための防災グッズは、以下のものがあると安心です。

  • 家族分の健康保険証のコピー
  • 居住地区指定のごみ袋(燃えるごみ、不燃ごみ)
  • 小分けできる袋(ポリ袋・フリーザーバッグ)
  • 感染症対策のための除菌スプレー・除菌シート
  • 水を貯めておけるもの
    (ウォータータンク・空のペットボトル・バケツ・タンク)
  • 非常用簡易トイレ
  • ナプキン・おりものシート
  • カセットコンロ(ボンベも)

また、小さい子どもがいる方の防災グッズは、以下のものを用意するとよいでしょう。

  • 母子手帳のコピー(出産の状態、予防接種の記録)
  • 抱っこひも
  • 非常食にもなるお菓子(ビスコ・飴・カロリーメイトなど)
  • 子どものお気に入りのおもちゃ(おしゃぶり・タオル・ぬいぐるみなど)
  • 液体ミルク(粉ミルクはスティックタイプ または キューブタイプ)
  • 月齢に合わせたベビーフード

どれも「なくて困る」ことはあっても「あって損はない」ものなので、災害が起きる前に準備しておくとよいですね。

災害時に家族を守れるのは、今行う入念な準備なのです。

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