猛暑の停電時に必須なもの!ないと危険!?事前に準備しましょう

梅雨が明ければ、すぐに暑い夏がやってきます。
暑い夏にはクーラーが必須ですが、それも電気が通っていたらの話。

もし、猛暑の日に停電になったら、あなたはどうしますか?

停電になったらどうしよう?!
クーラーが使えないなんて考えられない!!

暑さはもちろんですが、夜には明かりが必要ですし、併せて断水になれば水も必要になります。

備えあれば憂いなしではありますが、その中でもないと命の危険に直結するものや「これだけあればとりあえずは安心」と言える必須級のものを厳選してご紹介いたします。

本記事の内容
  • 猛暑の停電の怖さと使えないものは何か?
  • 猛暑の停電時に必要なものは何か?
目次

猛暑の停電の怖さ

電気が使えることが当たり前の今、もしいきなり停電になったらどうしますか?

ほんの1~2時間で復旧するのであれば何ら問題はありませんが、もし1日中、または1週間以上ずっと停電だったら…。

すぐに生死に関わることがなくても、少なくとも今と同じ生活はできません。
電気が通っていないということは、以下の家電製品が一切使えなくなります

  • 冷蔵庫
  • クーラー
  • 扇風機
  • 洗濯機
  • IHコンロ
  • 電子レンジ
  • 炊飯器
  • ドライヤー
  • 携帯端末の充電器
  • 給湯器
  • テレビ

冷蔵庫は停電時に冷えた状態であれば2~3時間程度は冷気を保っていますが、それ以降は少しずつ温度が上昇してしまうようです。
特に夏場は温度の上昇が著しくなるため、食中毒にも気をつける必要があります。
生モノは処分したほうがよさそうですね。

また、クーラーが使えないことが猛暑の停電で一番辛い思いをするでしょう。
併せて扇風機も使えないため、熱中症になるリスクはグンと高くなります。
Ⅲ度の熱中症(意識混濁、意識喪失など)の症状が出た場合は生死に関わる可能性があり、その致死率は30%に至るという統計もあります。

もし熱中症になってしまった場合には、どれだけ早く体温を下げられるかが命の分け目になるため、「冷却できるもの」と救急車や助けを呼ぶ「連絡手段」は確保しておく必要があります。

※ちなみに、近年増えているタンクレストイレは断水でない限りは使えるようです。
しかし中には電気を通さないと使えないものもあるため、一度ご自身で確認してみてください。

猛暑の停電時に必須なもの

  • 保冷剤 または 凍らせたペットボトル
  • クーラーボックス
  • 非常食
  • モバイルバッテリー
  • 照明器具

上記のものは必須であると考えます。
それぞれ説明しますね。

保冷剤 または 凍らせたペットボトル

夏の停電で最も怖いのが熱中症です。
断水になっていない限り水道は使えますが、もし断水にもなってしまったら飲み水の確保がとても大変になってしまいます。

冷凍庫に保冷剤やペットボトルを常備しておき、熱中症対策が取れるようにしましょう
猛暑の場合はすぐに溶けてしまいますが、それでもないよりは数倍マシです。

余りがちな保冷剤も、すぐに捨てずにいくつか冷凍庫で保管しておくことをおすすめします。

クーラーボックス

アウトドアで定番のクーラーボックスは、停電時には保冷剤や凍ったペットボトルを入れて簡易冷蔵庫として使えます。

しかし元が常温なため、停電時にすぐに冷蔵庫の中のものを移すのはおすすめできません。
冷蔵庫が冷えているうちは無駄に開閉せずにそのまま冷蔵庫に入れておくほうが鮮度を保てます

停電が長引く場合には、保冷剤や凍ったものを移し替えましょう。

非常食

災害での停電の場合、「3日分の備えが必要」とよく言われています。
大体3日あれば国や自治体の支援が始まるため、支援を待つ間を乗り切れる量を備蓄しておきましょう。

非常食はアルファ米やカンパン、缶詰など、冷蔵不要かつ長期保存がきくものを選びましょう。
今はおいしい非常食もたくさん販売されているので、好みのものを揃えても良いですね!

また、飲料水の目安は1人3リットル/日 のため、各家庭の人数に合わせて用意しましょう。
だいたい以下の本数が備蓄されていれば安心かと思います。

大人1人分:2ℓペットボトル 約4.5本分
大人2人子供2人分:2ℓペットボトル 約15本分

特に夏は脱水症状にならないために、経口補水液もあると安心ですね。

モバイルバッテリー

すでに多くの人が持っているモバイルバッテリーも、停電時に必要なものの一つです。
これがあればスマホの充電ができるため、最低でも1つは備えておきたいですね。

「いざ使おうとしたら充電が切れていて使えなかった」とならないように、しっかり充電しておきましょう

ソーラー充電式のバッテリーであれば、太陽の光さえあれば再充電できるため、停電が長引く場合はとても役に立ちます。

照明器具

停電はいつ起こるか分かりません。
夕方以降に停電になれば、真っ暗の中過ごすことになります。

地震などが原因で停電した場合は、暗い中を出歩くより家で待機することが推奨されているため、明かりを確保する手段が必要です。

スマホのライトでも明かりを灯せますが、何かの時の連絡手段としても使えるスマホの消耗は避けたほうがよいため、停電中でも使える 懐中電灯充電式のLEDランタン を備えておきましょう。

猛暑の停電時にあればより安心なもの

  • 携帯ラジオ
  • ソーラーチャージャー
  • 現金

携帯ラジオ

停電によってテレビやインターネットが使えない場合、情報が得られなくなります。
被害状況自治体の支援情報などの情報を得るために、各家庭で1台はラジオがあると安心です。

その中でも、手回しタイプのものであれば電池の心配もないのでおすすめです。

筆者も停電の時に手回しタイプで情報を得ていました。
電池の消費がないのは、精神的にも安心材料となります。

ソーラーチャージャー

モバイルバッテリーの充電用に。
ソーラーであれば太陽の光があれば再充電可能なため、停電時は特に役立ちます。

日中のうちに充電式のものは充電できるとよいですね。

現金

災害時にすぐに必要なものではないと思いますが、現金も手元にあると安心です。

停電時は電子決済が一切使えず、もちろんATM(現金自動預け払い機)も使えないため、いつもカードや電子マネーのみで現金を持たない人も、少しは手元に常備しておくことをおすすめします。

非常時の備えチェックリスト

以上を踏まえて、以下のものは最低限準備したほうがよさそうですね。
いざとなった時に困らなくていいように、必要なものは事前に準備するようにしましょう。

  • クーラーボックス
  • 保冷剤、凍らせたペットボトル
  • 非常食(3日分)
  • 飲料水(1人3リットル/日)
  • モバイルバッテリー
  • 懐中電灯、充電式LEDランタン
  • 携帯ラジオ
  • ソーラーチャージャー
  • 現金

まとめ

この記事では猛暑の停電時に必須なものをまとめてみました。
どれも災害時に必要と言われる主要なものですが、夏は特に熱中症対策になるものは必須となります。

熱中症は生死に関わる可能性がありますが、災害による停電の場合にはすぐに助けが来ないかもしれません。

熱中症になり意識混濁、意識喪失等の症状が出た場合の致死率は30%に至るという統計もあるため、「冷却できるもの」と救急車や助けを呼ぶ「連絡手段」はしっかり確保しておきましょう。

猛暑に停電なんて起きないのが一番ですが、初夏から初秋までは集中豪雨や夏の台風が起きやすく、地震はいつ起きるか分かりません。

「非常時の備えチェックリスト」で必須なものを事前に準備し、もしもの時に備えましょう。

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